東京に世界の陸上界の熱気が再び戻ってきます。2025年9月13日から21日までの9日間、国立競技場を舞台に開催される世界陸上競技選手権大会。34年ぶりの東京開催となるこの歴史的な大会を、日本人選手の視点からさらに楽しむための完全ガイドをお届けします。
もくじ
女子やり投:北口 榛花
世界の頂点に立った日本のエース
世界陸上ブダペスト大会で金メダル、さらにパリ五輪でも金メダルを獲得した北口榛花選手は、まさに日本の陸上界を牽引するスーパースターです。彼女の強みは、その卓越した技術と、試合後半に驚異的な集中力を発揮し、大逆転を演じることが多い勝負強さ。東京の地で、彼女がどのようなドラマを見せてくれるのか、期待は膨らむばかりです。
注目ポイント
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大一番での集中力: 常に冷静さを保ちながらも、ここぞという場面で自己ベストを更新する精神力は圧巻です。
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技術力の高さ: 美しいフォームから放たれるやりは、安定して高い飛距離を叩き出します。
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地元の声援: 母国開催のプレッシャーを力に変え、再び世界の頂点に立つ姿を、国立競技場で目撃したいものです。
男子短距離:サニブラウン・アブデル・ハキーム
100m決勝の常連、日本のスプリントキング
男子100mで2度の世界陸上決勝進出を果たしたサニブラウン・アブデル・ハキーム選手。爆発的な加速力と、レース後半にグイグイと伸びる独自の走りは、彼の最大の武器です。日本の陸上界に新たな歴史を刻んできた彼は、東京でも世界のトップアスリートたちと互角に渡り合う力を秘めています。
注目ポイント
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100m決勝進出: 世界のトップ8に食い込む彼の走りには、日本のファンだけでなく、世界中のファンが注目しています。
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4×100mリレー: 日本リレーチームのエースとして、メダル獲得の鍵を握る存在です。
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地元での走り: 日本のファンの大歓声が、彼のパフォーマンスをさらに後押ししてくれることでしょう。
女子中長距離:田中 希実
日本の記録を塗り替える孤高のランナー
1500m、5000m、さらには3000mと、複数の種目で日本記録を次々と更新してきた田中希実選手。彼女の強みは、圧倒的なスタミナと、レース終盤でも落ちないキレのあるスパートです。世界陸上やオリンピックでも決勝進出を果たしており、世界の舞台でも通用する力を持っています。
注目ポイント
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複数種目での活躍: どの種目に出場するか、その選択も一つの見どころです。
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ラストスパート: レース終盤での驚異的な粘りとラストスパートは、観客を熱狂させてくれます。
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世界との戦い: アフリカ勢や欧米の強豪選手たちと、メダルをかけてどのように戦うのか注目です。
男子110mハードル:村竹 ラシッド
熾烈な代表争いを制した新星
パリオリンピックで決勝に進出するなど、近年めざましい成長を遂げているのが村竹ラシッド選手です。日本歴代2位の記録を持つ泉谷駿介選手や、野本周成選手らと共に、日本の110mハードル界は近年まれに見るハイレベルな代表争いを繰り広げてきました。村竹選手は、この激戦を勝ち抜き、世界の舞台で結果を残し続けています。
注目ポイント
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日本人初の快挙なるか: 世界陸上の舞台で、日本人初のメダル獲得を目指します。
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泉谷選手とのライバル関係: 日本国内のライバルが、互いを高め合う関係性にも注目です。
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スムーズなハードリング: 流れるようなハードリング技術は、見ていて非常に美しいものです。
その他の注目選手
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男子やり投:ディーン元気 円熟味を増したベテランが、世界陸上という大舞台でどのような投てきを見せるのか。
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男子走幅跳:橋岡 優輝、津波 響樹 日本の走幅跳界を牽引する二人。東京の舞台で、どこまで記録を伸ばせるか期待が高まります。
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男子4×100mリレー サニブラウン選手を中心に、常にメダル争いに絡む日本の誇るリレーチーム。東京の観客を熱狂させるパフォーマンスに注目です。
最後に
世界陸上2025東京は、選手たちが世界に挑戦する姿、そして国や地域を超えてつながるスポーツの素晴らしさを体感できる絶好の機会です。ぜひ、会場に足を運び、日本の誇るアスリートたちを応援しましょう。
頑張れ、日本!
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