実在の人物の人生をベースに、大胆なフィクションを加えて描かれる本作は、豪華なキャスト陣と、八雲ゆかりの地を巡るロケが話題を呼んでいます。ここでは、『ばけばけ』の主要なモデルとなった人物、物語を彩る豪華なキャスト相関図、そして物語の舞台となる場所について詳しくご紹介します。
もくじ
実在の人物がモデル!『ばけばけ』のモデル一覧
『ばけばけ』の主人公夫婦とその周辺の人物には、実在の小泉セツ・八雲夫妻とその家族・知人がモデルとして存在します。物語は史実に基づきながらも、登場人物名や設定を一部変更したフィクションとして制作されています。
(※上記は主な登場人物とそのモデルです。モデルの人物像はドラマの設定により史実と異なる場合があります。)
特に、ヒロインの松野トキ(小泉セツ)は、小泉八雲の創作活動を支えただけでなく、彼に日本の古い物語や怪談を語り聞かせた重要な人物です。彼女の「怪談が好き」という感性が、異国の夫との絆を深め、後の八雲文学を形作る根源となります。
豪華な顔ぶれが勢ぞろい!注目のキャスト相関図
『ばけばけ』は、オーディションでヒロインを射止めた髙石あかりさんを筆頭に、日本を代表する実力派俳優から注目の若手まで、豪華なキャストが集結しています。
主人公夫婦とその家族
物語の鍵を握る重要人物
吉沢亮さん演じる錦織友一は、松江中学の教師であり、ヘブンを公私にわたりサポートする重要な役どころです。ヒロイン夫婦の人生に大きな影響を与える存在として、その演技に注目が集まります。
また、ヒロインの実母を演じる北川景子さん、実父役の堤真一さん、そして養祖父役の小日向文世さんといった、ベテラン勢の重厚な演技が物語の深みを増しています。トキの縁談相手として登場する寛一郎さん、実弟役の板垣李光人さんなど、若手俳優の活躍も期待されます。
脚本家ゆかりのキャストも
本作の脚本は、NHK『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』などで知られるふじきみつ彦さんが手掛けます。その縁もあり、お笑いコンビ阿佐ヶ谷姉妹が、物語を見守る「蛇と蛙」役として声の出演を果たすなど、遊び心あるキャスティングも話題です。
何県が舞台?『ばけばけ』が描く明治の風景
『ばけばけ』は、小泉八雲の人生の足跡を辿るように、主に二つの県を舞台として描かれます。
舞台①:島根県松江市
物語の主要な舞台となるのは、小泉八雲がセツと出会い、結婚生活の最初期を過ごした島根県松江市です。
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特徴: 宍道湖、松江城下、武家屋敷の面影を残す塩見縄手など、当時の歴史情緒あふれる風景が物語の基盤となります。八雲はここで、日本の心や風俗、そして「怪談」に触れ、後の創作の礎を築きました。
舞台②:熊本県
物語が進むにつれて、八雲が教職に就いた熊本県へと舞台が移ります。
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特徴: 熊本城下の賑わいや、小泉八雲熊本旧居など、八雲とセツが次のステップを踏み出した土地として、夫婦の新たな日常が描かれます。松江の静謐さとは異なる、当時の九州の活気が伝わることでしょう。
『ばけばけ』は、これらのゆかりの地での大規模なロケを通じて、明治という激動の時代をリアルに描き出します。視聴者は、豪華キャストの共演とともに、美しい日本の風景と、異文化の夫婦が紡ぎ出す「うらめしくも、すばらしい」物語に引き込まれるに違いありません。
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